【新規事業開発のブレイクスルー】カギは「パートナー解像度」にあり?外部の知見活用時に重要な2ステップと状況別マッチング術

新規事業

2026年03月30日(月)掲載

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有望なアイディアをもとに社内メンバーを揃えプロジェクトを始動させても、成功するとは限らないのが新規事業開発の難しさです。 本記事では新規事業開発において陥りやすい課題を例に挙げてポイント解説、本質的な課題解決策についてご紹介します。

新規事業開発においてこれまでさまざまな課題を感じられた方々へ、過去のプロジェクトを振り返りながらご覧頂ければと思います。


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新規事業のフェーズ別課題整理 ~リアルなお悩みとプロ人材活用術~

新規事業開発ならではの難しさと課題解決の糸口

未知なる領域への挑戦となる新規事業開発において、社内の知識やノウハウだけで完結できるケースはそう多くないかもしれません。そのため進行上不足する知見を予め洗い出し、外部の協力を得られた経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか? 新規事業開発において不足知見を外部から補うことでプロジェクト成功に大きく近づくケースが多々存在する中で、外部からの協力をあおぐ際におさえておきたいポイントについて、シミュレーションケースを例に挙げて見てみましょう。

■ケース 大手製造業の場合

経緯・課題:

  • 未知領域での新規事業開発のため自社の現状整理を試みたが、自社が何故市場から選ばれているのか?市場ニーズがどこにあるのか?などの疑問に対し明確な答えがない状態だった
  • そこで外部のコンサルティングに協力を依頼したところ、戦略設計などがまとめられた提案資料が大量に送られてきたが、その提案の是非をふくめ確かな判断ができる人材が社内にいなかった
  • 結果、提案をそのまま進めたが、現場実践との乖離が大きくプロジェクトが停滞した

「HiPro Biz」とのコミュニケーション:

  • 外部コンサルティングへの相談経緯をふくめ現状整理した結果、当初は外部からの提案を判断できる人材不足が課題と思われたが、本質的な課題として「自社の現状整理や市場への向き合い方」が浮上
  • 課題に対する原因特定や対策案を講じ、当該領域での事業創出面とマーケティング面の両方で経験豊富なプロ人材支援をご提案
  • 新規事業における価値設計から当該領域での商習慣のレクチャー、ビジネスプランニングの再構築まで幅広くご支援

成果:

  • ロードマップに基づきプロジェクトが順調に進み、事業化までこぎつけられた
  • 社内メンバーも大きな刺激を受け、価値創出に対する考え方や具体的手法のキャッチアップ、また市場性や社会性など社外を強く意識したアイディア出しや開発にも取組めるようになった

「新規事業開発にあたり自社に何が足りないのか?」を整理し、自社の現在地を正しく把握したうえで外部の協力を得ようと試みた本ケースですが、どの場面にどんなポイントが隠されているのでしょうか?次の章で詳しく見ていきましょう。

外部の力を上手に活用するためにおさえておきたい2つのステップ

自社の現在地をきちんと把握する

現状における不足要素を補うため外部からそれを補完することは有用である一方、外部に「任せきり」になってしまうと思うようにプロジェクトが進まないケースも少なくありません。 大事なのは、自社の現在地と方向性をきちんと整理し、そのうえできちんと外部の知見を見極め、プロジェクトに取り入れることではないでしょうか。 以下にポイントをまとめてみます。

<整理しておきたいポイント例>
(1)本新規事業開発を通じて実現したいことは何か?
誰に向けてどんな価値を提供したいのか、そのためにどんな製品やサービスであると良いか、基本的なところから整理してみましょう。

(2)現状の不足要素=課題感は何か?
現状と照らし合わせながら、上記の製品やサービスを開発するにあたりどの段階でどんな知識や経験、ノウハウが不足しそうなのか洗い出すことでプロジェクト上課題となりうる要素を可視化しましょう。

(3)不足要素をどう補うか?
社内で新たにメンバーを募ることで補完できるかもしれませんし、外部に知見を求めるほうがスピーディーかもしれません。もし後者であれば、「どの段階からどのように関わってほしい」かまで明確にしておくと次の工程へ進めやすくなるでしょう。

とはいえ、複雑な社内事情を踏まえつつ、客観的に自社の課題を明確にすることは難しいものです。たとえば、(1)から漠然としている方もいらっしゃるかもしれません。 「HiPro Biz」 では、前述のケースのようにヒアリングの場を通じて企業ごとの課題整理からご一緒し、客観的な不足要素洗い出しから本質的課題解決までを伴走提案させて頂くケースも少なくありません。時には客観的視点を持つ立場との壁打ちを通じ、自社の考えを整理してみてはいかがでしょうか。

パートナーの解像度を高め、見極める

自社の現状と課題を整理したうえで新たに外部の協力を得ようとする際、特に重要視したいポイントが、相対する外部パートナーの「解像度を高めること」、そしてそれを正しく見極めるという視点ではないでしょうか。 新規事業開発における「企画設計段階」を例に、具体的にどんなタイプの外部パートナーが存在するのか?その中でどんなタイプと相性が良さそうなのか?その候補の一例を見ていきましょう。

<状況別パートナータイプ例>
〇そもそもの企画が決まらない
⇒市場や競合調査、アイディア出しなどを得意とする「上流・戦略設計タイプ」

〇企画はあるものの専門分野の知見が足りないのでブラッシュアップしたい
⇒最新の業界トレンドや法規制への対応など局所的にアドバイス可能な「専門スポットタイプ」

「企画が決まっていない」と一口にいっても、その詳細段階はさまざまです。 上記2パターンだけ見ても、外部知見を得る形が複数にわたることが考えられます。

それだけでなく、「プロ人材の活動スタイル」や「どんな業界に強いか」、「どんなテーマに強いか(経営全般に強いのか特にシステムまわりに強いのかなど)」といった特長や要素をかけ合わせていくと、さらにさまざまなプロ人材タイプや支援の形があります。 プロジェクトを共にする仲間として、こんな側面にもスポットをあて「パートナー解像度」を高めることもプロジェクトの成否を左右する一要素といえるのではないでしょうか。



新規事業プロジェクトにおける重要ファクター、「パートナー解像度」

外部のパートナー解像度を高め、見極め、プロジェクトに新たな力を取り入れることで、自社側だけでなくプロ人材側も含めた「相互理解」の深まりにも期待が持てます。この相互理解によって、どのような形でのプロジェクト寄与が考えられるでしょうか。 たとえば、

  • プロ人材を含む各自の強みを把握した適正分担によるパフォーマンス最大化
  • プロ人材側の自社文化やプロジェクト理解促進による現場実践との乖離抑止
  • 相互理解による忌憚ない意見交換や客観的視点の獲得などコミュニケーション改善

なども利点の一部かもしれません。 確かなパートナーシップを築きプロジェクトに臨むことは、決して簡単ではありませんが、円滑な進行において重要な要素となります。新規事業開発において外部の知見を活用する際の具体的な行動指針として、ご参考にして頂ければと思います。

なお、現在無料公開中の『新規事業のフェーズ別課題整理』では、これまで外部の知見を活用するも上手くいかなかった方に向け、より現場課題に即した形でのブレイクスルーを具体的にご紹介しています。その一部を挙げてみましょう。

■フェーズ別プロ人材支援イメージ
新規事業開発を3つのフェーズに区分し、各フェーズでどんなスキルや知見を持ったプロ人材がどのような支援をしてくれるのか、わかりやすくパターンをまとめています。また多岐にわたる新規事業開発ならではの特性を考慮し、具体的な進出領域別でもまとめているので、ぜひ想定される進出領域をイメージしながらご覧ください。

■状況・相談内容別マッチングシート
たとえば、「企画段階から相談したい」「プロジェクト全体をリードしてほしい」「この部分の知識面だけ支援してほしい」など、自社の状況や相談したい内容を起点に、どんな支援タイプが候補として考えられるか?この支援タイプはどんな企業がおすすめか?を一目でまとめたマトリクスをご紹介しています。自社起点で検討できるため、より分かりやすくパートナー解像度を高めて頂けるのではないでしょうか。

そのほか、実際に「HiPro Biz」 に寄せられたご相談やプロ人材を活用されたプロジェクト完了後のお声など、リアルボイスも多数収録しています。 全編図解を中心に構成されているため、テキストを読み込む時間がないとご多忙の方もご覧いただきやすい内容ですので、ぜひこの機会にご一読ください。

▼くわしくはこちらから▼
新規事業のフェーズ別課題整理 ~リアルなお悩みとプロ人材活用術~



新規事業開発の数だけ、そこには課題が存在し、その形も千差万別です。

自社での内製化が完結しづらい新規事業開発において、外部の知見の有効活用は重要な選択肢の一つである一方、そこに大きな課題を感じられている方も少なくないでしょう。 本記事ならびに、こちらの資料をブレイクスルーの契機のひとつとして捉え、プロジェクトを俯瞰し、より本質的な課題発掘とその解決策の実践に向けご活用頂ければと思います。

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