株式会社リコー
- 売上:
- 1000億円以上
- 業種:
- 機械・電気製品
技術と事業戦略の両方を熟知するプロ人材の助言で、開発プロジェクトが大きく加速
- 阿部奈緒人 氏
- 内海知子 氏
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BEFORE導入前の経営課題
主軸事業に加えて、第2の柱として金融システム分野への新規参入を構想するが、社内にノウハウが不足。
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AFTER導入による成果
金融システム分野で豊富な経験を持つプロ人材を活用し、戦略の構築、顧客開拓、人材育成を推進。新たな事業支柱へと成長。
サンプル提案に際して技術的課題が浮上
デジタル複合機やカラーレーザープリンターで世界トップクラスのシェアを誇る株式会社リコー。コア技術を活かした研究開発にも力を入れ、その一つが、これまで複写機で培ってきた炭素材料や有機材料の応用技術を採用した新規蓄電素子の開発だ。新規蓄電素子とは、新規蓄電素子とは急速充放電が可能でハイパワーな二次電池(充電し繰り返し使える蓄電池)に使用する蓄電素子で、低炭素社会づくりに向けた省エネ技術としても注目が集まる。
九州大学、佐賀大学と連携して材料開発から始まった同社の新規蓄電素子開発は、具体的な事業戦略を立てる段階へと入った。そこで直面したのが、事業化における知見やノウハウが社内に不足しているという問題だった。技術チームの一員として開発プロジェクトに携わる阿部奈緒人氏は「展示会に出展し始めたことで、お客様とやりとりをする機会ができ、そこで改めて技術面とビジネス面の両方で課題が浮かび上がってきました」と説明する。
必要なタイミング・期間・頻度で活用できる利便性
プロ人材の助言を受けて、事業戦略の面でも大きな前進があった。一つは、開発している新規蓄電素子のアピールポイントやターゲットを明確化したことによる訴求力の向上だ。「これまでの『何にでも広く使えます』というアピールの仕方では、かえってお客様に伝わりにくくなっていたことに気付かされました。ターゲットを絞り、素子の用途をこちらから具体的に提案したことで、サンプルを試してみたいとの声をお客様からいただいています」と阿部氏は手応えを語る。
内海氏はHiPro Bizサービスを継続して利用する理由をこう語る。「社内で何らかの課題があり経験者に意見を聞きたいときに、HiPro Bizのコンサルタントに相談すると、こちらのニーズにぴたりと合致した適任者を提案してもらえる安心感があります。コンサルティング会社に依頼するよりも、臨機応変でニーズに的確な支援が受けられる点も魅力ですね。例えば、プロジェクトが進む中で異なる専門性の知見が必要になった場合は、新たなプロ人材に追加で参画してもらうこともでき、必要なタイミングで必要な頻度、期間で活用できるHiPro Bizサービスの良さを実感しています」
- 企業名
- 株式会社リコー
- 設立
- 1936年2月
- 従業員
- 105,613名(連結・2017年3月末現在)
- 売上
- 2兆2090億円
- 事業内容
- オフィスプリンティング、オフィスサービス、商用印刷、産業印刷、サーマル、ほか
担当プロ人材より
放送局向けシステムの分野で長い歴史と安定した業績を持ちながら、それに安住せず、新しいことに挑戦する金子様の気概に感銘を受けます。どんな場合でも決して手を抜かず、一喜一憂することなく経営者として的確な判断を下せる方。プロ人材として参画できることにやりがいを感じています。
登録プロ人材 T.Y メガバンクグループのシステム企画・開発責任者を務めた後、日本総合研究所取締役などを歴任。