プロ人材紹介

姥貝 賢次

得意分野:
新規事業

ITとファイナンスを駆使したビジネス創造で企業の未来を拓く

PROFILE

学生時代からプログラマとして活躍。早稲田大学大学院を卒業し公認会計士資格を取得。2008年に有限責任監査法人トーマツに入社し、会計監査やシステム監査に従事、その後ベンチャー企業支援事業にも関わる。公認会計士事務所を開業後は、ベンチャー企業の株式公開支援や財務アドバイザリー業務を開始。2015年にカウンティア株式会社を創業し、ITと財務の知見を活かした新規事業開発にも取り組んでいる。

既成の財務諸表を見るよりも
自分でプロダクトを生む方が面白い

私のファーストキャリアは大学在学中にさかのぼります。フリーランスのプログラマとして案件を受け、個人事業主として活動していました。大学を卒業したあともwebエンジニアとして活動していたのですが、次第に個人としての活動に限界を感じ始めたことから、大学院で勉強して公認会計士の資格を取り、大手監査法人に入社しました。ただ自分は、監査法人の仕事に一生を捧げる覚悟は持てなかったんですね。既にできあがった財務諸表を見るよりも、自分でプロダクトを生み出すほうが好みに合っている。新たな事業を自分で創りたいという思いが強くなって、5年勤めた監査法人を退社して独立しました。

ただ、独立といっても売上が立たなければ立ち行きません。そこで、会計士の資格を活かして会計事務所も並行して走らせようと考え、2013年に公認会計士事務所を開設しました。そして監査法人時代の経験から、ベンチャー企業の株式公開支援やファイナンシャル・アドバイザリー業務、経営コンサルティング業務を中心に活動。そして2015年に、ベンチャー・中小企業向けに財務戦略を提供する法人を自ら設立したのです。資金調達に特化したコンサルティングや新規事業サポートなど、クライアントの経営にコミットした形での支援を実施しています。

私の法人では、設立以来、財務のアドバイザーやファイナンスのコンサルティングを数多く行ってきました。借入や新株発行での資金調達に関するスキーム設計や交渉、またIPOのための組織課題の洗い出しや、解決に向けてのスキーム作りなどを主な事業領域として稼働しており、デューデリジェンスやストックオプションの設計も含め、企業のスタートアップに関する支援を多く手がけています。

HiPro Bizに登録したのは2017年です。「事業を創りたい」という当初の思いをカタチにすべく、自分の培ったノウハウを活かして、企業の新規事業開発の支援をしたいと考えるようになったことが背景としてあります。HiPro Bizは大手企業の支援案件も多く、なかなか自身では出会うことができないお客様と出会えることができ、非常にメリットを感じていますね。

最新のITとファイナンスを駆使して
世の中に新たな価値を創り出す

私がいま最も得意としている業務分野が、様々な業種への新規事業のサービス設計支援です。これまで、ベンチャー企業へのCFOサービス事業を中心に展開してきましたが、「IT」×「ファイナンス」という自分の強みを活かしてフィンテック事業に参入。最新のITとファイナンスを駆使して新たなビジネスを生み出すことに注力して事業開発を行っています。

これは、従来培ってきたIT技術、監査法人時代の経験、さらにはベンチャーを中心にしたIPOやスタートアップ支援などの実績が、すべてノウハウとなって息づいているもの。つまり、ITとファイナンスに関する知識があるだけでなく、実際の事業支援を通じてビジネスを生み出す経験を蓄積してきたことがリソースになっています。IT×ファイナンスを駆使しながら、一つの事象を多角的に見ていけるからこそ、既存のビジネスを最適化し、新たなビジネスを生み出す支援を提供できるのです。

フィンテックの領域は、決済や投資と多岐にわたりますが、IT技術を駆使することで様々なサービスの低コストでの運用が可能になります。つまり、運営者の維持コストの負担が少なく、少額の投融資や資産運用に利用しやすいというメリットが生まれるものです。たとえば規模の小さな企業や個人が、投資や融資を受けやすくなる環境づくりが期待できます。IT×ファイナンスによる価値の創造で、社会やビジネスにイノベーションをもたらすことが可能になるわけです。

こうしたノウハウを駆使して、各種レギュレーション対応から事業ロードマップの整理、そして新たな事業戦略の立案まで、ITとファイナンスの専門家として、事業を推進する上でのパートナーの役割を担うことができます。加えて、財務における経営者のリアルな課題を個別に解決しながら、課題解決の仕組みをシステムとして構築できるのが私の強みといえます。

決裁者とのコミュニケーションの
緊密度が案件の成否を左右する

企業の事業開発を支援していく中でよく言われるのが、「自社とシナジーのある分野で新規事業を創ってください」というリクエストです。実はこれ、けっこう難しいんです。たとえば「世界最高のディナーを、ここにあるジャガイモだけで作ってください」と言われているようなもので、こちらとしては肉も使いたいわけですし、難易度は自ずと高くなります。逆に成果を出しやすいのは、「うちが持っているリソースを何でも使っていいから、最高の事業を一緒に創ろう」というスタンスで協力いただけるとき。その意味でも、支援の導入のところでいかにクライアントと密なコミュニケーションが取れるかが重要でしょう。

その際に私は、トップである社長とダイレクトに話すことを重視しています。つまり、新規事業を進める上で、決裁者とのコミュニケーションの緊密度は最も大切なのです。社長が事業開発及び経営責任を負っている中で、その範疇に沿って新規事業や財務課題の解決を進めていかなければ良いプロセスにはなることは難しいでしょう。創り上げようとする事業に必要なあらゆるリテラシーを上げてもらえるよう、社長へのトレーニングはもちろん、現場への直接的な支援は惜しまず提供していきます。

新しいものや見たことのないものを手に入れた時には、ワクワクする人が多いのではないでしょうか。たとえばiPhoneを初めて持ったときなどそうかもしれません。私は、そんな新しいものが実現する瞬間を、いちばん最初に見に行きたいのです。何か新しいものが生まれるときにはその最前線で見ていたいし、できるなら、それを自分発信で創りたいという思いがあります。違う分野や領域のものを融合させることで、全く違う価値が生まれ、自分がそのビジネスの主体となってチャレンジする。それがクライアントにとっての新たな価値創造につながれば、こんなにうれしいことはありませんから。

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