プロ人材紹介

大西 徳昭

得意分野:
法務・ガバナンス、
社外役員

37ヶ国での豊富な海外キャリアをベースに
グローバルビジネス、国際ガバナンス構築を支援

PROFILE

1983年に日本郵船に入社後、多岐にわたる業務で37ヶ国において国際ビジネスを経験。42ヶ国、200社、55,000人をカバーするグローバルガバナンス・コンプライアンスシステムの構築を初め、海外子会社の経営職(CEO)、アジア諸国のマーケティング・オペレーションの統括など、様々な職位・職責を通じてビジネスの実績を積み重ねた。また、数人の商談から1,000人を超えるセミナーまで、様々なグローバルビジネスシーンに於いて、英語でのプレゼンテーションを実施、米国MBA仕込みのスキルを磨いた。国際法務担当時代には大規模な国際カルテル事件にも遭遇し、その対応を各国の弁護士を起用し、中心となって行なうなど、独占禁止法にも精通、企業法務として必要な、平時・有事双方に有効なノウハウを蓄積。豊富なグローバルビジネス経験を活かし、現在は、企業のグローバル化を支援するコンサルティング、有効なコンプライアンスシステム構築・不祥事対応・再発防止を行うコンプライアンスアドバイザー、また、英語速習法・プレゼン・異文化対応・コンプライアンスなど豊富なメニューを持つビジネスマン対象のセミナー講師としても人気を博している。

キャリアの半分において
グローバルビジネスに従事

日本郵船に入社後、34年間にわたって、定期船・調査・港湾・クルーズ・国際法務・物流など多岐にわたる業務を、様々な職位・職責を37ヶ国で経験してきました。キャリアの半分は海外で国際ビジネスに従事し、企業派遣による留学生としてアメリカでMBAも取得しました。長年事業サイドで多くの経験を積みましたが、最後の6年間は全く畑の違う国際法務・コンプライアンス業務も担当し、企業運営に必要な(経営者が必要な)経営・営業・管理各分野に対しての幅広い視野と経験を獲得しました。グローバルビジネスフィールドで、経営企画・マーケティング/営業からコンプライアンスに至るまでの豊富な経験と知見を持っています。こうした自身の強みを活かし、「人生二毛作」という考えのもと、新たなセカンドキャリアを築いてみたい、サラリーマンとは違う形で自分のビジネスマンとしての可能性をさらに広げていきながら、世の中のお役に立ちたい、と考えて独立することにしました。

私のキャリアの中で特筆すべきことの一つに、平時・有事双方を体験した国際法務・ガバナンス/コンプライアンス部門での経験があります。日本郵船では、社長特命で独禁法ガバナンス・コンプライアンス業務の長となり、6年間、専門的なノウハウの蓄積に努めました。特に自分にとっての大きな経験値となったのが、任期中に発生した極めて大規模な国際カルテル事件です。私は事件対応の総括責任者として、関係する当該各国の法律事務所・弁護士を束ね、事件対応グローバルチームを結成し、自ら当該国に出向いて当局との交渉の陣頭指揮にあたりました。このときに得たグローバルな有事対応に関する経験・知見、及びグローバルの弁護士ネットワークは、特に企業法務としての目線に於いて、この分野の弁護士のそれに比肩し得る、或いはそれを凌駕するものになったと自負しています。

法務部門が担当すべきガバナンス・コンプライアンスは、グローバルにビジネスを展開している企業にとっては極めて重要なフィールドといえます。近年、欧米発の独占禁止法・贈収賄法などは新興国を含む世界中で急速に存在感を持ち始めており、海外進出する日本の中小企業にとっても、国際ガバナンスシステムの構築は急務です。私が培った企業法務担当としてのノウハウ、或いは弁護士と共に行った顧客企業のコンプライアンス対応へ支援活動の実績は、企業のガバナンス・コンプライアンス構築、特にグローバルな広がりを持つものに有効かつ十分に応え得ると考えます。

また、国際ガバナンス以外にも、経営、国際投資、海外拠点統括など多くの経験をグローバルビジネス現場で私は積みました。この質量共に比類ない豊富な経験を活かし、現在は、日経、SMBCコンサルティングを中心とするビジネスマン対象の公開講座の講師、または企業からの依頼に応じてインハウスのセミナーも行っています。セミナー講師の仕事は、若い人に直接自分のノウハウやスキルを伝えられるという点で、次世代の人財を育てるお役にたつことにもなり、「人の幸せにささやかながらでも貢献したい」という、私のセカンドキャリアの中心のテーマに資することにもなり、大変やりがいを感じられるものです。実践経験と理論のハイブリッドコンテンツによる若手グローバル人財育成支援、自らのライフワークとして、今後はさらに力を入れていきたいと考えています。

とにかく自分の強みを
徹底的に活かすことを考える

独立してHiPro Bizに登録し、現在はいくつかの案件を紹介していただいています。その中で、自分の強みが最大限に活かせた仕事で印象深いのが、ある不動産業界の大手会社の支援で、空港の民営化に関するサポートを行った案件でした。コンペティションに、英国の会社と組んで臨むことになり、私のグローバルな経験値が強みとして活きることになったのです。

当初は英語のサポートから始まり、交渉の進め方のアドバイスも積極的に提供。私は前職で国際港湾ターミナル投資・運営業務に携わっていた際、提案の優位性を生み出す戦略的な部分にも関与していたこともあり、英国人のスタッフとも酒を酌み交わし、同じ目標に向かう関係性を築きながら、望まれた仕事ができたように思います。多くのノウハウの蓄積、今後のビジネスの可能性を拓くことができました。

私は企業様を支援する際には、とにかく強い想いをもって自分の強みを徹底的に活かすことを考えます。そして、その会社の人間になりきってプロジェクトに参画していく意識を大事にします。コンサルタントはよく中途半端な立場になりがちですが、私は100%「ジブンゴト」としてどっぷりと中に入らせていただき、自分のノウハウや知見がご支援先企業の社内で定着するお手伝いをしたいと考えます。そのために、自分の持っているものは全てお渡しする気持ちでお付き合いしています。これがノウハウを切り売りする方々とは大いに違う点ですね。(笑)私はいつも「ジブンゴト」なんです。単にノウハウの切り売り・アドバイスだけすればいいという「他人事」ではなく、本当にその会社や組織、仲間のために仕事をするという姿勢を持ちたいのです。
私が逆の立場であれば、評論だけしている人の話など聞きたくはありません。だからこそ本気になって、時に立場を越えて熱い議論もします。クライアントとコンサルタントという裃を脱ぎ捨ててチームとして、本音で、本気で仕事をしたい、そう思ってます。

先日、うれしいコトがありました。一緒に仕事をしている企業の社内メンバーの人たちから、「大西さんのことはアドバイザーだとは思ってない。頼りになる先輩であり、仲間だと思ってますから」ってメールを出張中にもらったんです。これは嬉しかったですね。仲間だと感じていただいている、という実感が湧きました。(笑)

海外のネットワークを活かして
常に知識や情報をアップデート

ビジネスは生き物です。ですから、世の中の動きを理解し、予測するために、知識や情報のアップデートは絶対に欠かせません。常に新しいものに更新していくことが必要です。時間をやりくりしながら、私は常にそれを心がけています。活字中毒的読書もその助けになっています。(笑)また、これまでのキャリアから海外にも仲間がたくさんいますので、ネットワークを活用して海外のナマの情報、ビジネスに関する新しい情報を絶えず吸収していくことも心がけています。様々なビジネスチャンスも探しています。こうした繋がりがグローバルに広がっているのは、自分にとっての財産の1つになっていると思います。

新しい知識の吸収は、業務の合間に時間を見つけて、ということにはなりますが、世の中の動きを貪欲に知りたい、新たな情報を得たいという思いは当然あり、勉強していくことは全く苦にはなりません。貪欲に様々な新しい知識を蓄え、それを仕事で成果に結びつけていくのは楽しくて仕方ありません。自分では、ハートは未だ30代くらいのつもりなんですよ。(笑) 知らないことがあれば勉強するのは当たり前。ご支援先企業のことを本気で考えていれば、勉強しないわけにはいきません。仕事に本気で向き合えば、そうした姿勢は自然と出てきますよね。

私は英語力も含めたグローバルなビジネス支援、そしてガバナンス・コンプライアンス構築の領域に豊富な実績があることが大きな強みです。かつて米国の法廷で答弁を行い、司法省の公文書には今でも私の発言が残っているように、リアルな実体験があるからこそ、コンプライアンス違反の再発防止では、当事者の立場でサポートができます。関係者の大きな痛みも理解しつつ、ありがちな頭でっかちの机上の空論ではなく、当事者の立場で、本当に機能するサポートを行うことができると自負しています。日本で同じような体験をしたビジネスマンは殆どいないと思います。こうした知見・経験を持つ人材を、一定の期間、自社で必要な分野に限定し・活用して自社のノウハウ構築に結びつけることは、固定費として経験のない人間を抱えるよりも、「必要なものを必要なだけ」得ることができるという意味でも非常に有用性・コスパが高いと考えます。コンプライアンスアドバイザーを起用いただくことは、大企業だけでなく、ヒト・予算が限られている中小企業にもお薦めできますし、好評をいただいています。(笑)

グローバル化を念頭に置く企業様で、何か足りない要素があるとお思いでしたら、私の強みが活かせると思います。そうした価値を理解していただける方々と、企業の新たな可能性を広げるべく、ぜひ一緒に仕事をさせていただきたいですね。

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