久米村 隼人
- 得意分野:
- アナリティクス、
- 新規事業
圧倒的な起業家精神とリーダーシップで現場を巻き込む
データ×新規事業開発のスペシャリスト
PROFILE
大阪府立大学大学院工学研究科修了(数理工学専攻)、早稲田大学大学院商学研究科(夜間主MBA)修了。新卒でベネッセコーポレーションに入社後、CRMやダイレクトマーケティングに従事。その後、マクロミル・リクルートマーケティングパートナーズ・弁護士ドットコム・日本経済新聞社にて、広告・婚活・メンタルヘルス・HR-TECH・データビジネスなどの領域で15以上の新規事業を創出。リクルートグループにて新規事業開発コンテストで複数回グランプリを受賞し、社内起業経験あり。2018年独立と同時にデータサイエンス・ベンチャービルダー FACTORIUMを創業。宇宙航空研究開発機構(JAXA)に新規事業の専門家として招聘されている。2019年、データアズアサービスのDATAFLUCTを設立。現在、宇宙・製薬・ヘルスケア・不動産・素材・エンターテイメント・水産業・建設業・小売・情報サービスなど幅広い業態で10以上のデジタル事業開発プロジェクトを推進。
平穏な仕事に満足していては成長はない。
その思いが独立に向かう背中をおした
これまで大手の通信教育会社やネットリサーチ会社、大手人材関連企業や新聞社でいずれも新規事業開発を担当し、企画立案から事業化・改善までの一連のプロジェクトを推進する役割を数多く担ってきました。なかでも、起業家精神とリーダーシップを活かした「顧客起点の事業」やチームと協業しての「0→1の立ち上げ」に注力。データ分析に基づく運用・改善・グロースハックや事業計画の立案、資金・体制構築などの一貫した事業開発プロセスを推進できることを強みにしています。
新聞社の在籍時にはデジタル事業をメインに、新規事業を提案してきましたが、それまでのキャリアの中で培ってきた事業開発スキルがマッチして、社内でいくつかの事業開発のタネを作ることができました。自分のスキルが世の中に求められているノウハウであることを確信できたのが、独立する決め手になったように思います。
従来の働きやすい会社に居たまま、平穏な仕事に満足し続けているようでは成長はないという思いも強まりました。そしてベンチャー企業はもちろん、あらゆる大手や中堅企業にも自分のスキルが通用すると分かったことが大きかったですね。自ら培ってきた新規事業の立上げや開発のノウハウを、世の中にもっと活かすべく、さらにチャレンジしたいと考えて独立に至りました。
私はこれまでのキャリアを通じて蓄積した、企業内にベンチャー的な事業開発活動を浸透させていくノウハウには自信を持っています。また、現場での実務とMBA取得を通じて、各業界の基礎知識を十分に有しているのが強みの一つでもあります。自身でノウハウ化した事業構築のスキームをベースに、企業のフェーズに応じてカスタマイズしながらビジネスモデルをアレンジしていくのが私の得意とするところです。
徹底して現場に入り込むことで
スタッフの意識さえも変えていく
独立した後、つねに10社程度の事業推進や新規プロジェクトの開発に携わっています。HiPro Biz経由で参画している大手医薬品企業の案件では、MRや創薬、研究開発などの各部署にデジタルトランスフォーメーションを浸透させることが主な課題でした。同社にはAI導入を図ることや、データサイエンティストを育成するなどのテーマがあり、データ活用ノウハウや新規事業開発ノウハウを外部の専門家を活用することで進めていきたいという背景がありました。
新しい施策を組織全体に導入しなければならない場合、トップダウンだけではなく、キーとなる重要部署を横断的に動かしていく「横押し」のプロセスが必要なんですね。具体的な手法として、いくつかの部署のスタッフに対して、2~3時間程度のワークショップを実施していくことから始めました。データ活用ワークショップやデザイン思考ワークショップなど、必要なテーマに基づいた講義を設定。デジタルトランスフォーメーションの戦略立案については、個別の案件が数多く存在していますから、現場の課題一つひとつに対して、実現可能な対策を考えていくイメージでした。
企業様が求めているものは実はシンプルで、知識でも実行力でもなく、いわば「羅針盤」の役割です。進むべき方向性や具体的なプランを外部のプロフェッショナルが進言することで、実行に自信が持てるケースが多いわけです。そしてリーダーシップの中で最も大事なのはビジョンの設定と遂行ですが、私は自らビジョンを伝えていく必要性もつねに意識しています。「あるべき姿や目指す方向性」という価値基準や意思決定の考え方も、あえて自分から明確にスタッフに伝えていきます。徹底して現場の課題を理解することで、社員でないものの、納得感のある意見を強く言うことができますよね。 プロ人材がスタッフの意識やモチベーションさえも変えていく、その思いは常に大事にしています。
案件に入る前から徹底して会社を分析し
最初のミーティングで「最適解」を示す
私が企業様に向き合う上で、他のコンサルタントとの明確な違いとして打ち出したいのが、お話しして1時間以内に実行確率の高いソリューションを提出できるという点です。多くのコンサルタントは、課題解決のソリューションを提案するのではなく、分析と称し、数カ月くらいを要して数十ページにわたる分析資料を作成してくるのが一般的でしょう。それを私の場合は最初の面談もしくは2回目、3回目のヒアリングを通じて即座に提案するように意識しています。
これがなぜ可能かというと、案件に入る前から徹底して、会社の環境や事業内容を分析し、事業モデルについて理解を深めているからです。市況分析や直面する事業課題の明確化はもちろん、どのような経営者がいて、どんな創業の物語があって現在に至るのか。そのストーリーをつかんだ上で、会社の未来像をイメージしながら的確な状況分析を行います。大手コンサルティング会社が作成するような資料の中身以上の答えを、短期的に提供できるという強い自負がありますね。
そして自身の専門性がより活かせるステージとしては、たとえば非ITの環境下で、新たにデータビジネスを進める状況に置かれた会社や、新規にデジタルトランスフォーメーションを推進する部署を構築しようとする場合などが挙げられます。特に中途採用なしで社内にノウハウを根づかせたいと考えるときには、私のスキルとノウハウを最大限に活かすことができます。非ITの環境下、生え抜きで上がってきた人は、やはりデジタルの武器には乏しいものです。知識を提供して実際に動かすフェーズまで事業構築をはかっていきます。
たとえば企業様からは、「データ活用をしたい」といった抽象的な課題とあわせて、新規事業を検討したいといった要望であることが少なくありません。肝心なのは、その課題を現実的な粒感に落とし込む作業の難しさです。現時点でその企業が置かれている環境の理解も含め、あらゆるフェーズに対応するには、多彩なデータ活用案件の経験や、デジタルトランスフォーメーションの推進に関する様々なノウハウが不可欠です。その点、私がこれまで培ってきた導入スキルは、求める答えを導くための確かな方程式になり得るはず。世の中のデータを活用した新規事業開発を強力に後押しすべく、私自身日々成長していきたいと考えています。